
バウパトロール運動(人畜共通感染症 予防対策)
日本国内で発生し始めたSFTS。その被害防止の啓蒙活動と、予防強化を推進する取り組みを、名古屋市獣医師協同組合はスタートいたしました。
地域一体で、飼い主様を含む人畜共通感染症(狂犬 病、ノミ・マダニ刺こう など)の予防運動(通称:バウパトロール運動)に取り組みます。
人畜 共通感染症とは?
「人畜共通感染症(狂犬病・ノミ・マダニ など)」とは、動物から人に感染する病気です。「動物由来感染症」と言われたりします。感染すると人も動物も重症になるもの、動物は無症状で人が重症になるもの等、病原体によって様々なものがあります。そのため、感染対策が必要不可欠です。
◯愛知県獣医師会:人畜共通感染症を知っていますか?
〇厚生労働省:動物由来感染症を知っていますか?
・わんちゃんの主な感染症
パスツレラ症、皮膚糸状菌症、エキノコックス症、狂犬病、カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症、コリネバクテリウム・ウルセランス感染症、ブルセラ症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
対策方法はありますか?
〇愛知県:動物からうつる病気について
【飼い主様・わんちゃんができること】
・飼い主様の責任としての動物の健康促進(定期的な健康診断、日々の口腔ケアなど)
・わんちゃんとの接触後の手洗い(排せつ物は速やかに処理するなど)
・わんちゃんに噛まれたり引っかかれた場合、適正な処置
・室内での飼育(わんにゃんの身の回りは清潔にする)
・散歩時、砂場や公園で遊んだら、必ず手を洗う(草やぶなどに入る際は長袖・長ズボンを着用する)
・犬の狂犬病予防注射と登録は飼い主様の義務です などなど
・わんちゃんのワクチン接種
バウパトロール運動とは?
ワクチン接種など、対策されているわんちゃんもいますが、一目で対策済なのかどうか判断することができません。野外で容易に動物由来感染症の予防済みであることを確認できれば、公園・商業施設などへの飼い犬との同伴時、あるいはドッグランへの利用時および日常の散歩の際に周囲の人々への安心感が高まります。また、災害時の避難場所への対策にもなります。
(名古屋市 ペットの災害対策「あなたとペットは大丈夫?」)
この活動は、飼っているわんちゃんや飼い主様御自身がリフレクター(反射板)を装着することにより散歩時の交通事故防止、動物由来感染症の予防処置実施済み視認可容易を主目的としております。

*例:2022年度リフレクター
動物病院様へ
バウパトロールのリフレクターを配布しませんか?
飼い主様の予防意識向上のためぜひご活用ください!
この運動が広域で認知されることが、動物由来感染症予防に対する啓蒙活動にも発展することは間違いないと考えております。この活動は、飼い犬へあるいは飼い主様御自身がリフレクター(反射板)を装着することにより散歩時の交通事故防止、動物由来感染症の予防処置実施済み視認可容易を主目的としております。
1.オーナー様への人獣共通感染症(狂犬病・ノミ刺こう症・SFTS)の予防啓蒙活動の一環として
2.公園・商業施設・緊急避難所へのペット同行時のパスポート代わりに
3.ペットオーナー様以外の方への外部寄生虫・狂犬病予防接種済の視認手段として
4.夜間散歩時の交通事故防止
【実施要領】
ご希望の方は名古屋市獣医師協同組合まで📧お申し出ください。
(動物病院様向け)
